制作日記ブログ

【感想】赤羽さん

青鬼コース予約者様であり、段ボールパッケージ制作をはじめ、色々な企画に参加してくれたりもして、現在伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞2007短編の部大賞作品『金糸雀(かなりや)は唄を忘れた』の(ご自身の手での)映画化でお忙しくもあり、前作『博士の部屋』がこの度第13回長岡アジア映画祭にて開催される「第10回長岡インディーズムービーコンペティション」において準グランプリを受賞したりもしている赤羽健太郎さんから「不思議の国とアリス」感想を頂きました。ありがとうございます。
(ホントは大分前に頂いていたのですがボヤボヤしていて公開が遅れました。ごめんなさい。)

とりあえず初号を観ているという前提での話になってしまいますが、完成版がほとんど初号とは別物の作品になっていたことにまず驚きました。あの短い時間によくぞここまで、というのが正直な感慨です。初号で気になっていたいくつかの瑕疵もほとんど修正され、企画意図の実現という意味ではほぼ完璧に近い仕上がりに思えました。

唯一、ちょっとだけ気になったのが、青鬼コースの特典として入れられた場内アナウンスがやや自己主張しすぎてるように思える点でしょうか……例えば小津映画のパロディは……まあ書いたのは僕なわけですが、なんだか作品世界を壊してしまっているように思えてひどく申し訳ない気持ちになってしまいました。寒いし。

全体的に80年代テイストとのことなんですが、ドジソンさんのとこだけが妙に90年代テイストに思えました。僕自身は、創り手としては多感な青年期にエヴァンゲリオンあたりの影響を受けた俗に言う「セカイ系」であると自覚する者なので、(そしてそんな自分が嫌でたまらない)アリス的なものは決して手の届かない「憧れ」でしかないのですが、ドジソンさんのあの生きづらそうな表情にだけは妙に共感してしまいます。

いま海外版をつくられているそうですが、少々複雑なものを感じます。できることなら、こういった作品がまず国内でこそ評価されて欲しいと願うからです。「わからないことをわからないと認める」ことがひどく苦手に見える昨今の日本人には難しいことなのかもしれませんが……

80年代も90年代も作っているときは特に意識していなかったのですが、どちらもリアルタイムで強烈に体験している頃なので、そういう風にはなりがちだと思います。セカイ系に関しては、シナリオ書いていたのが1998年くらいなので、正にポストエヴァって頃なわけで、そういった時代の影響を受けているかもしれません。で、その後の映像化の過程で、そういった部分は極力乗り越えようとして作りましたが、まあ、(シナリオあんまり変えられなかったので)どうにもこうにも滲み出ちゃってるかもしれません。私は(自分もその要素を多く持ち合わせているからかも知れませんが)「セカイ系」は嫌いです。というか苦手です。

金糸雀期待してます。ていうか、アニメパートも頑張ります。

大動画上映会での評判

第26回大動画上映会でのアンケート結果が横浜動画倶楽部さんのサイトで公開になっています。

第26回大動画上映会アンケート集計結果<Web版>

★どの作品が気に入りましたか? の質問で「不思議の国とアリス」は堂々の2位です。8位までしかないけど。

ちなみに私が一番面白いと思った作品はK.kotaniさんの「紙の風景 -大宴会-」で、このアンケートでもそう記入しました。で、後になって気付いたんですが、なんとDoGAさんのCGアニメコンテストで隣にいました。
ああ、異色ですよ。異色ですとも。

作品個別の感想、「不思議の国とアリス」はこのあたりにあります。
長いとか、眠いとか、おっしゃるとおりな意見も多いですが、全般的に好評のように思えますが、よろしいですか?

とりわけ「相米慎二のような長回し」という指摘は、中学生当時薬師丸ひろ子ファンだった関係上、知らず知らずに相米作品を浴びるように見ていて、無意識下での影響は計り知れないのでは...という件に関しては以前に書いた様な気もするしそうでない気もするのですが...と思われる私にとって、なんだかちょっと嬉しいような気がする指摘でした。ところで恐らく(違ってたらごめんなさい)この意見書いてくれた方、上記異色チームで「紙の風景 -大宴会-」のそのまた上に並んでいる人だと思います。
ああ、異色ですよ。異色ですとも。


というわけで、横浜動画倶楽部さんとその周辺の方々、今後ともよろしくお願いいたします。

ブロスタTV

例の「不思議の国とアリス」(20分版)ですが、
ブロスタTVで公開になっています。内容は拙サイトのものと同じ...というかここにあるもののほうが多少高解像度です。

が、ブロスタの方は投票とか、コメントとかできるようになってます。いまだにアリス制作の後遺症で貧乏がやまらず、賞金欲しいので組織票よろしくお願いいたします。 というわけでDVDも買ってね。

20分版公開

不思議の国とアリス(20分版)を予告編ページにて公開しました。

  • 某コンペ応募用に編集しました。せっかくなので公開してみます。
  • 期間限定かもしれません。そうでないかもしれません。
  • どうせならニコニコ動画とか、YouTubeとかに上げようと思っていましたが、尺とか容量とかデータレートとかの縛りがあってさらに編集とか調整とかするの面倒だったので上げてません。誰かやってくれるのなら転載上等です。
  • フレームレート落としているので、動きがカクカクしてます。それはそれで面白いと思ったのでそのままにしてあります。
  • 音もなんか圧縮失敗してる風で聞きづらいですね。
  • なにせ、1/3程度に縮めているので、話しの流れとかがサッパリですが、まあ正規版58分25秒見ても(脈略とかに関しては)あんまり変わらない気もします。
  • どうせサッパリならば、このくらいサッパリさせたほうが見やすいかなという気もします。
  • とはいっても公開はあくまで「打たせてとる」作戦なので、気になったかたはDVD買ってください。正規版のほうが面白いですよ、全然。

1984年の渡辺荘

Googleによるテレスクリーン設置が進行している今年は恐らく1984年なのですが、現実のビッグ・ブラザーはリゾーム状の我々自身であって、お互いがお互いを「w」キーを押しながら監視ししあうという、より悪趣味なあるいは馬鹿馬鹿しい状況であるという意味では(より事態が進行した)2008年であるかもしれなくもあり、そんななかでネッド・ラッドは何を破壊すべきであるかとかいうあれこれはひとまずさておき、

噂のストリートビューですが、早速「渡辺荘」を見に行きました
渡辺荘ってのは、学生時代に住んでいた木造モルタル2階建て6畳風呂無し、隣に夜な夜なウルトラセブンのような叫び声をあげる親父の住むアパートで、あるいはもしくは隣に住んでいたのはウルトラセブン本人であったのかもしれないのですが、「叫び声をあげる親父」運は私は結構強く、在京時4箇所の住居のうち3箇所までもがその条件に該当していたということはまあいいとして、その内装は「不思議の国とアリス」に登場する「ドジソンの部屋」のモデルとなったことでも有名な「渡辺荘」なのですが、現存していました。

watanabesoh.jpg

周囲が割と面影無くコード化され小綺麗に変貌したなかに、そのカオスへの通路を未だ開いている...かどうかは知りませんがともかくこれが既に消滅した世界の記憶を見せてくれるGoogleの新しいサービスでない限りは、その屋上物干し台への階段が壊れていることが何の隠喩かを問いかけながら、それは存在していました。

ニブロールの高橋啓祐さんから感想をいただきました

少し前になるのですが、ニブロールの映像ディレクター・高橋啓祐さんからメールで『不思議の国とアリス』の感想をいただきました。許可を得て、その内容を以下に転記します。高橋さん、感想ありがとうございました。

DVD観ました。
クオリティーの高さと、ゆるい世界観のアンバランス感、すきです。
それとゆるい振りして、いろんなものにこと細かに意味が込められているって感じも。
原作からの引用とか盛りだくさんなんだろうなと。
もう一度原作読んでみようとそそられますが、
ぼくは原作を読んだことさえ、もう忘れてしまっていました。
裁判でクイーンが「首をちょんぎってしまえ!」というシーンを急激に思い出した。
あのレゴのシーンはかなり印象的ですね。

いまぼくもこそこそと「映画」と呼ばれるようなやつをつくっているのですが、
3Dの手法についてあらためて考えさせられました。
3Dで描かれた物の重力のなさについて。
あの浮遊感はビジュアル的にいろいろなことを連想させます。
それは作者の意図するところではないのだろうけど。。

とにもかくにも、この「不思議の国とアリス」が多くの人に観てもらえることを陰ながら応援してます。

地下鉄のアリス

以前「リハビリ中」という記事に目撃者さんがコメントで報告してくれた地下鉄露出の件ですが、第二弾あるそうです。

期日は8/3と8/10。東京メトロ南北線(埼玉高速鉄道直通に限る)(...というかどちらかというと埼玉高速鉄道)の車内モニタで終日「不思議の国とアリス」デモ映像が流れます。全体約9分のムービーがループする中に1分程度紛れています。つまりその日、該当車両に9分以上乗っていれば目撃できる...ということだと思います。

みてね。

Tシャツ売ってます

Aloha Presents2008 アーティストTシャツイベント『世界の子どもさんへワクチンをプレゼント』というのをやってまして、そうまあきら、みえしかがTシャツデザイン参加しております。

そうまのヤツは、「不思議の国とアリス」です。絵柄使い回しです。

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みえしかのヤツは、インドの神様ガネシ(ガネシャ、ガネーシャ)をモチーフにした「ベイビーガネシ」です。

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Tシャツは、2008年7月27日〜8月8日、期間限定のインターネットshop『ALOHA ALOHA』にて販売しております。

自分の子供の予防接種には懐疑的でろくに受けさせていない我々ではありますが、所変わればワクチンも重要なのではないか...というか、ろくに考えなしでの参加ではありますが、よろしければお買い求め下さい。子供の命が助けられるかもしれません。そうでないかもしれません。人の命などを人が助けることなど出来ないかも知れません。そうでないかもしれません。

7位

animeflashさんの2008年前半で人気があった記事ベスト10で、あまたのメジャーどころを差し置きそうまのインタビュー記事【ウェブアニメ探訪】「不思議の国とアリス」が7位にくいこんでおります。頑張っております。上位には前後編ものと実質前後編ものがランキングされているので、この際それらはまとめて、ウチが5位ということにしちゃいます。で、もしよろしければDVDも買ってください。

それにしても、地上波でも放映された「CATMAN」をおさえて、「ソワカちゃん」1、2位独占、8位も。ノリノリですね。上映会も15分ほどでチケット完売だっていうし。あやかりたいです。実は便乗ネタも画策中ではありますが、いろいろ多忙であんまり進んでません。

第26回大動画上映会でした

本日第26回大動画上映会行って参りました。上映されました。

アンケートを覗き見たところ、「長い!」という意見も目に付きましたが、意外と概ね好評だったようです。上映前に「長い」「だれる」「眠くなる」と散々吹聴したので覚悟して見て頂けたのが良かったのかも知れません。原作に親しんでいる方も多かったような印象でした。

お気に召した方は(本日物販はナシだったので、このサイトから)是非是非買って頂けると大変に嬉しいのですがダメでしょうか?


(アンケートでもご指摘がありましたが)音声が家庭再生用に調整されており、大きなスピーカーで大きな音で鳴らすとちょっとバランスが悪く、ただでさえ雑音・環境音が多いのに、より聞こえにくくなっていたような気がします。その辺は是非DVDをご購入の上、家庭用機器で再生してみてください。また、色味も印象が結構違ったりもして、その他色々、久しぶりに見たら大幅修正したくなりました。...が、グッと堪えてみます。

あと、またしてもパンチラが評価されていました。すごいぞパンチラ。

その他の作品もそれぞれ大変面白かったです。ご来場のみなさま、運営のみなさま、お疲れ様でした。ありがとうございました。

「不思議の国とアリス」

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