予約分、贈呈分、販売分併せて既に150本程度が世に出ている「不思議の国とアリス」なんですが、感想の多くは「ピンとこない」「わけわからない」「だらだらしててつまらい」などなどなんじゃないかと心配しているわけなんですけど、そんな状態を克服(?)された矢島さん(本作の音楽を担当されています...ドジソンのテーマとか、最後の巨大化の曲とか、その他色々)の感想が届きましたので、ご本人の承諾を得て、(抜粋して)公開させていただきます。
■1回目の印象
注)休日にTSUTAYAで借りてきた「ナルニア物語」を家族で観たあと、
一人で「不思議の国とアリス」を観た印象>ちよっとイメージが違うかなぁ、なんだかよくわからんなぁ、
どの購買層をターゲットにしているのかなぁ<いまさら言ってもしょうがないけれど>
・10年前に完成させておくべきだった。
→ 今ではモーションキャプチャーの動きに慣れてしまった・三月兎の形態があまりに下品。
→ 購買層をせばめている、ファミリー向きではない
(子供に見せたいとは思わない)・ラストは妥協すべきでなかった。
→ 「落ちていくのは実はドジソン」の方が作品の正当性を感じる。
「表面的でもいいから・・・」というのは、アリスに求婚して
親父にボコられても、平然と勤務を続けたドジソン氏の男気
(ではなく、いわゆるKY的性格)に反しているような気がする。・関西人からするとギャグは寒い。
■2回目の印象
特典の解説(?)を観たあと
・そういえば、そもそも初めて「不思議の国のアリス」を読んだときも、
何がおもしろいのかさっぱり分からん話で、「誰か解説してくれ〜、
落ちを説明してくれ〜」と思ったものでした。そうしてみると、このアニメも何か出来事が起こっているその瞬間を楽しむ
もので、ちょっと慣れてなかったけれど、「ロードオブザリング」を楽しむ
頭から切り替えなくてはならないのではないかしらん。監督も「単なるでたらめでくだらないバカ話」だと何度も力説しておられる
ではないか。これは「ハリーポッター」でも「スターウォーズ」でもなく
「不思議の国のアリス」なのだから、ひょっとすると「アリス」のコンセプト
をそのままアニメ化することに成功したすごい作品なのではないか。■3回目の印象
どのシーンも、どのカットも愛おしく、大好きになりました。
解説にもある東欧のコマ撮りアニメのような動きも、脱力的なラストも、
寒いギャグも、どうでもいいことのように思えます。
むしろ、そうあるべきかも・・とさえ思えます。
(三月兎だけは少々引っかかりますが)今では、「不思議の国とアリス」を観てピンとこない人は、このお話にちょっと
慣れてないだけだよ、という思いです。
(でも、予備知識のない人が集まる試写会などでは少し不利かも...。)
というわけで、みなさん3回以上観てね。
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